今日、告別式にも出席させて頂きました。
昨日で涙も枯れ果てたと思っていたんですけども、
「最後のお別れを。」
と促されて順にお焼香させて頂いたら、もう涙が止まらなくて。
視力が失われても、足が動かなくなっても、手が動かなくなっても、
中山先生の事だから、もしかしてすっかり元気になるんじゃないかって誰もが思っていたんではないでしょうか。
もう駄目だと何度聞かされても、最後の最後まで
ひょっとしたらって、私は思っていました。
しゃくりあげるのをこらえてひたすら涙を拭いながら、今にも喋り出しそうな遺影を見ていると、まさか、もう話すことができないなんて信じられません。
11時までに会社に戻りますと約束していた私は、最後のお見送りをすることなく斎場を後にしました。もう、声を出さずに泣くことが難しい状態だったので、逃げ出すように挨拶をして車に乗り込みびゃーびゃー泣きました。
ああ、人はこんな風に泣くんだな。と考えながら。
これも芸の肥やしになるかしら。と考えながら。
中山先生のおかげで少しは良いお芝居が出来るようになるかしら。と考えながら。
もう、いないなんて。
もう、話せないなんて。
中山先生、今まで本当にお世話になりました。
可愛がってくださってありがとうございました。
中山先生。
安らかに。安らかに。
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